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3年ぶりの喘息で今年は見送ろうと決めたラッキョウと梅。 “去年のがまだ残っているし・・”と言い聞かせてはみたものの、店頭に並んでいるのを見掛けると心が騒ぎます。どちらも一時のモノ。“いいの?早くしないと又一年会えないヨー!”と言っている様です。
それにしても大変な2ヶ月でした。元気な学生さん達から廻って来た風邪は強力でした。毎年否毎日といっても大袈裟でない位風邪には気を付けているのに、主人があれだけ酷くやられては防ぐのは無理。で、喘息に移行。「わらべ村」さんの準備の為、吸入器片手に岐阜を往復する事7回。行けば1日仕事になる山奥ですので、その前後の仕事の調整が半端じゃなく大変でした。お祭り前日、とうとうドクターストップ。でも主人1人では来て下さる方のお相手は無理と強力な薬を貰って参加しました。ただ皆さんとお話したくても咳き込んでしまい、ろくな店番にならず申し訳無い事しきりでした。
素敵な‘気’が沢山集まって雨は2日目ほんの一時降っただけ。今年も素晴らしい出会いを一杯頂きました。実は“ウェルカムホーム[ロハスな家]”と題して、総檜造りのユニークなプランをお見せする予定でしたが、前述の様に兎に角忙しく、今回は納得が行く展示が出来ないという事で最終段階で断念(残念!)。苦労したオヒツとまな板は多くの方に喜んで戴けて、檜の里との橋渡しのお手伝いが少しは出来たかなとホッとしています。ご存知の様に外材に押された村では廃業が続いています。跡を継ごうとして頑張っている若い人達を応援したいと、(微力承知で!)身土不二である国産材の普及を日々考えています。ただ最近気になるのは国産材と銘打っても見える処だけだったり、あまり質の良くない材料・設計・施工にも拘らず‘国産材だから割高なのは仕方なし’という工務店を目にする事。その事に里の人も我々も歯痒く思っていますが、なにせ皆口下手。真面目で一生懸命だけではどうにも・・・・。何か良いアドバイスが有りましたら是非教えて下さい!済みません。この話になると直ぐ熱く成り過ぎます。
そうそう、梅の話から随分逸れてしまいました。実は一昨日38.5度を出し、1日経っても引かないので、主治医の所へ。“これ最近京大の先生が名前を付けてね、「慢性疲労症候群」て言うの。” との事。血尿も有り、2日寝ました。そして回復した今日、北の産地の青梅を買って来ました。ジュース用。でも完熟梅のあの桃の様な匂いに包まれる至福の時は一年に一度。うーん。まだ迷う!梅干ー!
(2006年6月13日記)
夜9時近くに地下鉄「本山駅」で電車を待っているとその人達がやって来ました。最初に初老の男性。虚ろな表情に煤けた身なりは申し訳無いけれどホームレス。ああ彼も電車に乗るんだと思った次の瞬間、5歳位の男の子がパンをかじりながらその男性を覗き込でいるのです。ん?とその関係に想いを巡らせていると、少し遅れてやはり男性と同じ印象の初老の女性が近付いてきました。益々解からなくなっているとやがて彼らはやって来た電車に乗り込みました。三駅程の間彼らは一言の会話も交わさず、それぞれの方向を向いたままで静かに降りて行きました。黒川駅で塾帰りの次女にその不思議な光景を少し興奮気味に話すと、“ーお母さん、神様に会ったんだ。ー”と彼女は答えました。ああ、私は神様に出会えたんだ!とても幸せな、忘れられない夜になりました。
(2006年2月4日記)