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インフルエンザの予防接種シーズンです。この話をするとどうしても長くなってしまいますが、時期的にどうしても外せない話題です。予防接種には賛否両論というより、反対意見をよく耳にします。私も子供達が小さい内は「ち・お」(雑誌・ちいさい おおきい よわい つよい)や、子供さんをお持ちの方なら一度は目にされる「毛利子来」先生の本を片っ端から読んで悩みました。中島デコさんが‘わらべ村’へいらっしゃった時も「予防接種は打たない。自然に罹って免疫をつけた方が良い」と仰っていましたし、そう言われる方は周りに大勢います。が、そういった発言を聞くと「ちょっと待って!」と思わず言いたくなります(口下手なので実際反論した事はありませんが・・)。私は長女を不妊治療の末授かり、2子は力強い心音を聞いた翌日亡くしました。次女がお腹にいた時病気が再発し、妊婦だというのに体重は全く増えず(つまりどんどん自分が痩せていって)、検診の度に「今度は必ず赤ちゃんを抱いてこの産院を出る!」と自分に言い聞かせていました。‘自分の命に替えても’との覚悟で授かった子でした。上の子の年代は集団予防接種の最後位だと思いますが、その子が幼稚園の時、前出の本を読み接種は止めようと決めました。そしてインフルエンザに罹りました。当然生まれたての下にもうつりました。息が止まりみるみる顔がどす青黒くなる我が子を見て冷静になれる親がいるでしょうか。(お子さんをお持ちの家庭はどこでもそうだと思いますが)電話の処にはもしもの為にパニックを想定して書いた救急車を呼ぶ手順が貼ってあるにも拘らず、「110番」に向かって叫び続け、「落ち着いて、こちらは110番ですよ」(余談ですが、「119番へ」の一言が有れば良かったのに、「違います」しか言ってくれなかった。パニックの時は「119」すら頭に浮かびません)の会話を今でも鮮明に覚えています。雪の降る深夜、門の前でパジャマ1枚、ひたすら救急車の到着を待ちました。中村日赤に運ばれました。その時上の子は高い熱でひとり家に残され、病院で書類や薬で走り回る私は39.7度でした。それからも何度か救急車のお世話になり、「はしか」の予防接種の時期を迎えました。こういう子供は予防接種は打って貰えません。それまでお世話になっていた小児科医からは拒否されました。「もしはしかに罹ったらどうなりますか?」「死にます」。あっさり、さらっと言われたその一言に呆然としました。この子を守るのは医者では無く、親だけなんだと強く自覚しました。それから打ってくれる処を探し名古屋ではこういう場合ここだけという病院をやっと見つけましたが「検査及び入院が必要」との事。幸いにも最終的には友人の紹介で、八事日赤の小児科部長を退任された「大曽根こどもクリニック」の‘とむ先生’を紹介されました。大きな先生の「大丈夫」の一言が本当に有難かったのを覚えています。それから正真正銘、三日三晩、水を飲むとトイレに行きたくなるのでと水分もほとんど採らず、傍らで一時も目を離さず付き添いました。恐らく予防接種一本でこんな思いをする人がいるなんて、普通では想像出来ないと思います。中島さんの様に言い切れる方は、丈夫なお子さんに恵まれたか、ご本人が余程しっかりとした信念をお持ちの方だと思います。予防接種の弊害等の情報にはこれからも注意していきたいと思いますが、こういう家庭も有るという事をご理解頂き、風邪等を人にうつさない様に気を付けましょう。
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<今回新しく棚に入った本>
予防接種へ行く前にー受けるこどもの側にたって
予防接種はなぜ安心といえるの?